アミラーゼ
2017年03月26日[2017年04月06日更新]
デンプンやグリコーゲンのようなグルコースを構成糖とするα-グルカンを加水分解する酵素の総称。ジアスターゼともいう。α-グルカン分子の非還元末端側から順次グルコース単位あるいはマルトース単位でα-グリコシド結合を切断するエキソ型と分子内部のグリコシド結合をランダムに切断するエンド型がある。エキソ型にはマルトースを遊離するβ-アミラーゼ(1,4-α-D-グルカンマルトヒドラーゼ)、α1→4、α1→6結合の両方に作用し、グルコースを遊離するグルコアミラーゼなどがある。エンド型には、α1→4結合のみを切断するα-アミラーゼ(1,4-α-D-グルカングルカノヒドラーゼ)、α1→6結合を切断するプルラナーゼやイソアミラーゼがある。α1→6結合を切断する酵素は枝切り(脱分枝)酵素ともよばれる。動物はα-アミラーゼである唾液アミラーゼ(プチアリン)と膵液アミラーゼを有している。 |