潰瘍
2017年03月27日[2017年04月06日更新]
膜筋板を越え粘膜下層以上に及ぶ組織欠損。深さによってI度からIV度に分類される。潰瘍は組織の壊死・剥離・融解によって形成される。原因は、逆流性食道炎やカンジダ、サイトメガロウイルス感染、異物・腐食性薬物の誤嚥等にみられる食道潰瘍や胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、ページェット病にみられる口腔内アフタ性潰瘍などの消化器系の潰瘍、尋常性天疱瘡、阻血性皮膚潰瘍である褥瘡、苺状血管腫や皮膚癌等腫瘍の自潰のほか、アテロームのかい瘍化等がある。 |