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脂肪

2017年03月26日[2017年04月06日更新]

広義に栄養素としてとらえる場合には、脂質(中性脂肪、複合脂質、ステロール類のような有機溶媒に溶ける一群の有機化合物)を指す。室温で固体である脂質を脂肪、半固体である脂質をグリース、液体である脂質をオイルとよぶこともある。狭義には、中性脂肪を指す。中性脂肪はグリセロールの脂肪酸モノ、ジ、トリエステルの集合体であり、体内ではトリアシルグリセロールが大部分であり、モノ、ジアシルグリセロールは少ない。脂肪細胞内のトリアシルグリセロールが、カテコールアミンやACTHによって分解され、グリセロールと脂肪酸になる。このとき、脂肪細胞内のホルモン感受性リパーゼが活性化され、脂肪滴表面へ移行し脂肪が分解されるとともに、細胞内のトリアシルグリセロールを含む油滴脂肪滴を覆うタンパク質(ぺリリピン)と脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼの活性化が起こっていることが明らかになっている。

出典:栄養・食糧学用語辞典 第2版 - 日本栄養・食糧学会 編 | 建帛社

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