糖尿病
2017年03月26日[2017年04月06日更新]
インスリン作用の不足により生じる慢性の高血糖を主徴とする代謝疾患群。インスリン作用の不足は、ランゲルハンス島β細胞からのインスリン分泌の低下によっても、また末梢組織(筋肉、肝臓、脂肪細胞)におけるインスリン感受性の低下(インスリン抵抗性)によっても、また両者が種々の程度加わっても生じる。1型糖尿病では、インスリンを合成・分泌する膵β細胞の破壊・消失がインスリン分泌の枯渇の原因である。2型糖尿病は、インスリン分泌不全やインスリン抵抗性を来す素因を含む複数の遺伝因子に、過食(特に高脂肪食)、運動不足、肥満、ストレス等の環境因子及び加齢が加わり発症する。 |