動脈硬化症
2017年04月07日[2017年04月13日更新]
動脈壁が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされるさまざまな病態を動脈硬化症という。動脈硬化の種類にはアテローム性粥状動脈硬化、細動脈硬化、中膜硬化などのタイプがある。アテローム性粥状動脈硬化は動脈の内側に粥状(アテローム性)の隆起(プラーク)が発生する状態であり、プラークが破れて血管内で血液が固まり(血栓)、動脈の内腔(血液の流れるところ)を塞ぐ場合、あるいは血栓が移動しさらに細い動脈に詰まる(塞栓)場合には、血流が遮断され重要臓器への酸素や栄養成分の輸送に障害を来し、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞が発症する。 |