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マグネシウム

2017年07月07日[2017年07月07日更新]

元素記号Mg、原子番号12、原子量24.305、2(2A)族元素。人体にはおよそ0.05%存在する必須元素。体内のマグネシウムの約60%は骨に、20%は筋肉に、20%はその他の軟部組織に存在し、血清には1%以下しか存在しない。ATPの関与する酵素反応に必要である。神経、筋肉の興奮性にカルシウムと拮抗的に作用する。腸管からの吸収率は通常の食事で30~50%。欠乏すると神経・精神障害や循環器障害を起こす。慢性的な不足では、虚血性心疾患など心臓血管の障害やインスリン感受性低下を誘発するとされる。穀類、野菜類、魚介類、豆類から多く摂取される。「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、成人の推定平均必要量を4.5mg/kg体重/日とした。これに性・年齢階級別基準体重を乗じて推定平均必要量(18~29歳男性280mg/日、女性230mg/日)とし、必要量の個人変動に関する変動係数を10%と見込んで、推定平均必要量に1.2を乗じた数値を推奨量(18~29歳男性340mg/日、女性270mg/日)としている。

出典:栄養・食糧学用語辞典 第2版 - 日本栄養・食糧学会 編 | 建帛社

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