中鎖脂肪酸
2017年10月13日[2017年10月13日更新]
炭素数による脂肪酸の分類は一貫していないが、炭素数が5から12以下の脂肪酸を示すことが多い。ヤシ油やパーム核油には、構成脂肪酸として中鎖脂肪酸が多く含まれ、脂肪酸組成の約半分を炭素数12のラウリン酸(ドデカン酸)が占める。少量ながら乳脂にも中鎖脂肪酸が含まれる。炭素数8のカプリル酸(オクタン酸)と炭素数10のカプリン酸(デカン酸)は消化吸収経路が長鎖脂肪酸とは異なり、主として遊離脂肪酸の形で門脈を経て肝臓に送られ、効率良く酸化されてエネルギーになる。 |