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造血幹細胞

2017年12月04日[2017年12月04日更新]

白血球、赤血球、血小板などのすべての血球系細胞に分化しうる幹細胞のこと。また、幹細胞自体は分裂可能であり、この自己複製と分化をうまく調節しながら必要に応じて血球細胞を供給している。成人では主に骨髄に存在し、胎児では肝臓、脾臓に存在する。骨髄の造血幹細胞はニッチとよばれる骨髄と骨組織の境界部位に高濃度に存在するが、サイトカインの一種であるG-CSF投与によって健康人の末梢血中に動員された造血幹細胞を血液疾患治療のための移植医療に利用することもできる。→骨髄移植

出典:栄養・食糧学用語辞典 第2版 - 日本栄養・食糧学会 編 | 建帛社

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