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みんなの「予防めし」
ズッキーニと豚肉の塩レモンラーメン

みんなの「予防めし」<br>ズッキーニと豚肉の塩レモンラーメン

2020年07月28日[2020年07月28日更新]

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お手軽で美味しい!
インスタントラーメンレシピ♪

栄養の日・栄養週間 2020
「予防めし」レシピ考案者
管理栄養士 中井エリカ さん

今回はいざという時にも頼れるおうちごはんの強い味方、インスタントラーメンを使って食べ応え満点で栄養もとれるレシピを考えてみました♪

爽やかなレモンと、ジューシーなズッキーニが美味しい一品です!

見た目にも涼しげで、これからの季節にぴったりですよ!

このレシピでたんぱく質、食物繊維、カルシウム、鉄、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCがしっかり摂れます。

2020_sokuseki_1.jpg

【材料(1人分)】
ズッキーニ 1/2本
豚バラ肉 50g
レモン 1/2個
インスタントラーメン(塩味) 1袋
サラダ油 適量
水 規定の量
粗挽きこしょう 少々

【作り方】
①ズッキーニは1cmの輪切りにし、豚バラ肉は食べやすい長さに切る。レモンは薄切りにする。

②どんぶりにスープの素を2/3入れておく。鍋にサラダ油を中火で熱し、ズッキーニと豚肉を炒める。水(パッケージに書いてある規定の量)を注ぎ入れ、沸騰したらラーメンを入れて茹でる。

③どんぶりに先に汁だけを入れてスープの素とよく混ぜ、次に麺、具材をその上にのせる。あらびき胡椒をふり出来上がり。

④レモンは香り付けのほか、スープになじませて酸味をアクセントにするなど楽しみ方はお好みに合わせてどうぞ。

2020_sokuseki_2.jpg

【栄養価(1人分)】
エネルギー:677Kcal
たんぱく質:18.3g
脂質:38.9g
炭水化物:64.2g
食物繊維:3.5g
カルシウム:264mg
鉄:1.7mg
ビタミンA:27μgRAE
ビタミンD:0.3μg
ビタミンE:4.0mg
ビタミンB1:1.8mg
ビタミンB2:1.8mg
ビタミンC:17mg
食塩相当量:4.1g

栄養について

レモンやズッキーニにはビタミンCが豊富です。風邪などに負けない体作りに寄与するほか、コラーゲンの合成に関わるので美肌づくりに役立つといわれています。

レモンの酸味成分クエン酸には食欲増進効果もあり、食欲が落ちやすい夏場にオススメですよ♪
スープの素の量を1/3程度減らしても塩味と酸味によりしっかりとした味わいに仕上がるので、減塩の一助にも!

豚肉のビタミンB1は食べたものからエネルギーを生み出すために必要な栄養素で、夏バテ予防にも役立ちます!

野菜やお肉をプラスして、より栄養バランスに配慮したインスタントラーメンレシピを、ぜひみなさまお楽しみください。

お鍋1つで手軽にできるので、ランチにもオススメです。

知ってる?インスタントラーメンのこと

2020_sokuseki_3.jpg

即席麺の特徴

「おいしい」「簡単」「安価」「安全」「便利」を実現する即席麺。大きく分けると袋麺とカップ麺があり、麺の種類は中華、和風、欧風、処理方法は油揚げ、ノンフライ、生タイプなど豊富なバリエーションが揃っています。即席麺が誕生した当時は、お湯を注ぐだけで食べられるという簡便さが画期的で、注目を集めました。近年は添付の調味料やかやくがバラエティ豊かになり、おいしさがグレードアップしているほか、安全性についても厳しい規制によって守られています。

加工食品の安全性はどのように担保されているのか

加工食品というと、食品添加物が入っていて体に悪影響を及ぼすもの、というイメージをもっている人もいるのではないでしょうか。確かにかつては食品添加物による健康被害が発生したことがあり、その印象があるのかもしれません。しかし過去の健康被害をきっかけに、内閣府に「食品安全委員会」が設置されるなど、食品添加物に対して科学的にリスクを評価し、厳しい安全基準やルールが設けられるようになったのです。現在使用されている食品添加物は、「人の健康を損なうおそれのない」「使用が消費者に何らかの利点を与える」ものだけが厚生労働大臣によって、認められています。

ただし、食の安全性を考えるときに重要なのは、食品添加物が入っているかどうかではなく、どれだけの量を摂取しているかということです。例えば毎日当たり前のように摂っている塩は人間の生命を維持するのに欠かせないミネラル源ですが、摂り過ぎると健康に悪影響を及ぼすことはよく知られています。

では特定の食品添加物を毎日食べ続けたらどうでしょうか。食品添加物の安全な量については、食品安全委員会が動物実験などのデータに基づいて、一生毎日食べ続けても健康に影響がない量(一日摂取許容量:ADI)を定めています。これは、多くの動物を使った毒性試験の結果、有害な作用が認められなかった量の100分の1の量です。動物と人間の違い、年齢、個人差などを考慮し、さらに安全性を確保するために、100分の1の量と決められているのです。厚生労働省や農林水産省、消費者庁はADIをもとに、食品添加物の使用基準を決めています。実際には、私たちが摂っている量は、ADIもずっと少ないのです。

栄養・食の専門家として知っておきたい食品添加物のホント

そもそも食品添加物はなぜ使用されているのでしょうか。保存性を高めたり、味わいや香り、見た目をよくしたりするために、保存料や甘味料、香料、着色料が使用されています。特に保存性を高めることについては、食べ物を摂取するうえで最大のリスクとなる食中毒の発生を減らすなど、食の安全を守るために大切です。食の専門家として求められるのは、不確かな情報や思い込みに頼るのではなく、科学的な根拠をもとに正しく理解することです。

加工食品は、現代のライフスタイルには欠かせない食品の1つです。減塩が気になる人は添付スープの量を減らしたり、栄養バランスを考えてひと手間加えたりすることで、賢くとり入れてはいかがでしょうか。

一般社団法人日本即席食品工業協会

https://www.instantramen.or.jp

「栄養の日・栄養週間 2020」スペシャルサイトを見る

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