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防災食のこれから。非常時にも栄養バランスが良く、心も体もあたたかくなる食事を
- テキスト
- ニュータス編集部
2021年07月01日[2022年07月11日更新]
栄養バランスを考えた備蓄をしておくこと、備蓄食を使ったレシピを考えておくこと。そして日々のローリングストックに取り入れておくこと。いざというときに、栄養バランスの取れた温かい食事で、心と体にゆとりを持つために、ローリングストックを見直してみませんか? 栄養バランスを考えたローリングストックのススメ災害発生時には、生命維持に不可欠なエネルギー補給が最優先されますが、ライフラインが復旧してからは、偏りがちになる栄養バランスをどうやって整えるかも重要になります。どんな食品が備蓄食になるのか、その食品にはどんな栄養素があるのかを知り、普段からのローリングストックを工夫することが大切です。 実はこんなものも?「偏らない備蓄食」を準備しよう災害時はどうしても疲れ気味で胃腸の調子も衰えがち。インスタントラーメンやレトルト食品などの加工品は、簡単に調理できる反面、ちょっと重い時も。そこで添付スープなどを減らし、香辛料や果汁などを組み合わせると、薄味にしてもおいしく食べられます。また、乾物や根菜類など日持ちする野菜も備蓄食に。ビタミンや食物繊維を摂れるので、加工食品だけでは不足しがちな栄養素を補えます。
管理栄養士が教える!「備蓄食」の栄養の整理整頓!管理栄養士が考える、備蓄食だけの組み合わせで、栄養バランスが大きく崩れない工夫をご紹介。いざというときに知っておくと役立つので、日ごろのローリングストックに取り入れてみましょう。 免疫機能維持&疲労回復のためにビタミンCをプラス!非常時の制限された生活においては免疫機能の低下と疲労が懸念されます。そこで、ローリングストックにビタミンCを含む食材を準備しておきましょう。例えばレモン果汁やトマトジュースは、インスタントラーメンに加えると、おいしくアレンジすることができます。 食物繊維を効果的に摂れる隠れた備蓄食「根菜類」普段の食生活でも活躍するじゃがいも、たまねぎ、かぼちゃなどの根菜類は、実は立派な備蓄食。根菜類は食物繊維が豊富なので、体調不良の予防に役立ちます。主食の炭水化物が中心となる非常時に、主菜や副菜として活用もでき重宝される食材です。
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