長続きしない「健康のための運動」。誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか? 今回は誰でも取り組めるプラス10運動をご紹介します。 厚生労働省が勧める"プラス10"「健康で均整のとれた身体」は、年齢・性別を問わず永遠のテーマです。 それも三日坊主では意味はなく、継続することがポイントとです。 ハードルを下げて、実践しやすさを重視"プラス10"は、あまり聞きなれない言葉だと思いますが、2013年から厚生労働省が提唱している「身体活動指針」です。 ここで本来示している「身体活動基準」は、18~64歳の人の場合は「一日60分以上歩くか、身体を動かすこと」。 それを実行するのはハードルが高いため、ハードルをできるだけ低くして、まずはできることから始めてもらうよう工夫した指針が"プラス10"なのです。 そして、65歳以上の人の場合は「一日40分以上、どんな動きでもいいから身体を動かす」が基準となっています。
一日33kcalを1年続ければ、消費量は12,000kcalに!"プラス10"とは「いつもより10分多く動くこと」で、たとえば、いつもより長く歩く、エレベーターを使わず階段を使う、掃除機をかけるなど、ちょっとしたことです。 買い物が好きな人なら、通勤の帰りに10分間ショッピングする、というようなことでもOK。 その人の生活環境や好きなことに合わせて、とにかく毎日10分余分に動けばいいのです。それくらいならできそうな気がすると思いますが、そのハードルの低さが狙いです。 継続することが重要たとえば10分歩くと、歩数にすると約1,000歩になり、約33kcal(体重60kg人の場合)を消費します。 それを毎日続けると、1年では約12,000kcalになります。 また、毎日10分でも動くことが習慣化すれば、動くことが苦ではなくなります。 このようにテップアップしていけば、いずれ「1日60分体を動かす」(歩く場合は8,000歩)を達成し、自然に「健康で均整のとれた身体」に近づくことができます。 まずは「体を動かすチャンス」を見つけよう生活習慣病予防という観点からいうと、できれば「週に1回は筋力トレーニングやスポーツなどの運動が60以上含まれる」というのが理想です。 この、理想の運動量を実践していれば、生活習慣病の予防だけでなく、足や腰などの運動器障害や認知症などのリスクを減らすことが、研究結果からも明らかになっています。 それが厚生労働省の「新しい身体活動基準」の最終目標です。 1日10分余分に身体を動かすチャンスをみつけるために、まずは周囲の環境チェックをしてみましょう。 身体活動・運動チェック□ ふだん歩行や、それと同じくらいの身体活動を1日1時間以上行っている。 ・ 効率よいエネルギー消費のための歩き方のコツ10分余分に歩く場合は、正しい姿勢で歩くことが疲れにくく・効率よく消費カロリーを高めるために重要です。ぜひ、次の歩き方のコツを意識してみてください。
まとめ楽しくなければ続かない。 人は誰でも「楽しいこと」は続けられます。 今までの自分の生活や趣味や環境を振り返り、楽しく続けられることを、そして一緒に行動できる人を、さっそく探してみましょう。 |