高齢者の約7人に1人が認知症という現代。 認知症、特にアルツハイマー病には、「これをすれば進行が止まる」という治療法はまだ確立されていません。 これらの生活習慣病の改善ポイントが次のチェック表です。
評価の欄の△と×を確認することで、食生活の改善ポイントがわかってきます。 老化を防ぐ食品はあるのでしょうか?
脂質では、魚(とりわけ青背魚)に含まれる脂質(EPAやDHA)が心疾患や脳血管疾患を減少するという報告があります。 一方、最近の日本の研究で、多様な食品を摂取している人では、認知症リスクが減少するという報告もあり、老化予防には、野菜や果物の十分な摂取と他種類の食品をまんべんなく食べることをおすすめします。 食塩とアルコールはとりすぎないようにできるだけおさえたいものは、食塩とアルコールです。 高血圧予防のためには、減塩を意識しつつ、食塩の排泄を促すカリウムが豊富な野菜や果物、海藻類をたくさん食べることをお勧めします。また、過度のアルコールは血管を収縮して、血圧を上昇します。アルコールはほどほどに! 食事づくりそのものが、認知症予防に!
食事づくりは、献立を考え、材料を選び、調理、味つけ、盛りつけと、意識しなくても身体を動かし、脳を活性化させてくれます。 また、「家族や仲間に食べさせたい」という気持ちは、自分自身の気分転換になるだけでなく、社会とのつながりも自然に生みだします。 「楽しむ」ことが、結果的に認知機能を維持し、認知症予防につながっていくのです。 試してみたい!"しりとり"をしながら散歩もう一つ、認知症予防に有効なのは、運動です。 また、脳を使いながら運動をすると、脳が刺激を受けて、認知症の予防の効果がさらに上がることが期待できます。 たとえば、ウォーキングやサイクリング、ゆったりとした水泳などの有酸素運動を楽しみながら、野菜や果物の名前を一つずつあげてみたり、足し算や引き算などの計算を行ったり。 2人以上いる場合は、しりとりをしながら身体を動かすのも良いかもしれませんね。
認知症の治療はまだ確立はされていませんが、 今回ご紹介したのは、認知症だけでなく生活習慣病のリスクも下げる生活習慣です。年を重ねてもいきいきとした人生を送るために、生活に取り入れていけるといいですね。 |