災害が起これば誰もが弱ってしまいますが、中でも顕著なのが「災害時要配慮者」、いわゆる「災害弱者」と呼ばれる乳幼児や妊婦や高齢者です。 赤ちゃんは最も弱いいうまでもなく赤ちゃんは自分自身で身を守ることはできません。 非常災害時は誰もが混乱状態に陥ってしまいますが、乳幼児を抱えている保護者はもちろんのこと、みんなで子どもを守ってあげましょう。 授乳中の母親は、母乳のためにも、しっかりと水分補給をしてください。 一時的に母乳が出なくても、赤ちゃんに吸わせ続けることでまた母乳が出るようにもなります。 いつもと違う環境で、赤ちゃんは異変を感じて泣きやすいかもしれませんが、そんな時はお乳を吸わせてください。 赤ちゃんは母乳が出ていなくても、母親のお乳を吸っているだけで安心します。 赤ちゃんがいる家庭での災害準備で大切なこと非常時に向けて、母乳育児・ミルク育児にかかわらず、粉ミルクを備蓄しておくといいでしょう。粉ミルクがあれば母乳が出ないときも安心です。 さらに、常温で保存できる液体ミルクも解禁になりました。お湯も消毒もいらないので、とても便利です。国内での販売が始まったら、備蓄に加えたいですね。 水分補給が大事なのは、妊婦さんも同じです。頑張りすぎないで、落ち着いて水分とエネルギーを補給してください。 備蓄しておくといいもの
お年寄りこそ、しっかり食べることが大事水分補給が大事なのはどの世代にも共通していることですが、お年寄りの場合、脱水症状を引き起こすリスクが高いので、若い人よりも積極的に水分補給を行ってください。水分が不足すると、心血管疾患やエコノミークラス症候群等のリスクにもなります。 また、食べなくなると急激に体力が低下するおそれがあります。 ふだんは食べられる方も、ストレスで食べ物がほとんど喉を通らなくなるようなこともあります。お年寄りには、噛まなくてもよいゼリー飲料やポタージュスープなどのとろみのある食品や、食べ慣れた食品を備蓄しておくと安心です。 備蓄しておくといいもの
まとめ助け合いの精神を忘れずに行動することが大切です。災害時・非常時に「辛い」「大変」なのはだれでも同じです。 でも、赤ちゃんや妊婦や高齢者の場合は、水分やエネルギー不足は、文字通り命取りになりかねません。 |