見た目も華やかで栄養バランスのとれたレシピをSNSやブログで紹介し、Instagramフォロワー数3万人を超える人気を誇る菱沼未央さん。現在は、フリーランスの管理栄養士として、さまざまな媒体でのレシピ作成やフードコーディネート、食にまつわるコラムの執筆、食器の企画など、幅広いジャンルで活躍されています。NU+では、そんな菱沼未央さんの見ても食べてもおいしいレシピを連載形式でお届けします。 今回は、8月4日の栄養の日に合わせてはじまった8つの新・栄養習慣のひとつ「体重減の理由は水分! 運動後に水分をとる習慣」をアレンジした、軽い運動などで汗をかいたときや、夏にピッタリのドリンクレシピ「ジンジャーレモンウォーター」を教えてもらいました!
運動後に減った体重のほとんどは水分!? 自覚のない脱水症状に要注意暑いときに運動をすると、普段よりたくさん汗をかきますよね。脂肪を燃やして汗をかき、やせた気がしてワクワクしながら体重計に乗ってみると、なんと1㎏も減っている......! 減った体重をキープしようと運動後の水分補給は控えめに。そして「運動したからアイス食べちゃおう~♪」「今日はランニングしたからビール1杯余計に飲んじゃおう!」と、自分にご褒美を与えると、気がつけば元の体重より増えている......。みなさんこれまでに一度はこんな経験をされたことがあるのではないでしょうか?(私は幾度となくあります(笑))。 なぜ、あんなに運動して、汗をかいたのにやせないんだ!? と思うかもしれませんが、運動後に減った体重のほとんどはからだの水分。適切な水分補給をしないと脱水状態になり、食欲不振や倦怠感、悪化すると熱中症(熱射病、熱疲労、熱けいれん)に陥る可能性もあるのです。ダイエットは、1日だけでは目に見えるほどの体脂肪が減るものではなく、毎日少しずつ積み重ねて体脂肪を落としていくものです。「ラッキー♪ 体重が減ってる!」と気づいた段階で意識的に水分補給をすることで、脱水状態は改善できます。 そこで今回は、軽い運動して汗をかいたときや夏に汗をたくさんかいたときに、水分と一緒に失われたミネラルや糖質、ビタミンを補給できる、甘すぎない夏にぴったりのリカバリードリンクを紹介します。マイボトルに入れて携帯するも良し、帰宅後につくって飲みながらゆっくりするも良し。自分のスタイルにあったタイミングで飲んで、本当の意味でからだにご褒美を与えましょう! 材料(1人分)・レモン:1/2個 つくり方1. レモンは塩で皮をこすりしっかり洗う。5枚ほどスライスし、残りは果汁を絞る。しょうがは皮をむき、すりおろす。 2. グラスにレモン汁大さじ1、しょうが、はちみつを入れ、よく混ぜる。氷とレモンスライスを加え、炭酸水をそそぐ。
普段は何の気なしに摂っている「水分」......。あらためて向き合ってみると、その重要性に気づきます。健康を維持するために食事に気を使う方は多いと思いますが、水分補給がおざなりになっていませんか? 見かけの体重の変化に惑わされずに、自分のからだが喜ぶ水分と栄養素を補給してあげましょう。 かくいう私は最近ホットヨガをはじめ、大量に汗をかくことで何となくやせた気がして喜んでおりました。大学時代、スポーツ栄養学の教授から「汗をたくさんかいて体重が減ったときは、水分が減ったと考えて!」と言われた言葉が脳裏をよぎりますね......。まずは自分の水分補給とその後の食事を見直しましょう(笑)。
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