NU+ ニュータスNU+ ニュータスNU+ ニュータス

サイト内検索

MENUMENU

NU+ ニュータス

サイト内検索

栄養の知識

肥満のサイクルを断ち切るためには?思春期に始める将来のカラダ作り

肥満のサイクルを断ち切るためには?思春期に始める将来のカラダ作り

  • テキスト
    ニュータス編集部

2018年06月29日[2018年09月11日更新]

  • この記事を
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •   

中学生や高校生になると学校だけではなく塾や部活動など、家族と一緒の時間よりもそのほかの時間が多くなります。 食生活はどうでしょうか?
1人で食事をしたり、夜更かしをして夜の遅い時間に食べていたり、お菓子で食事をすませたりしてはいませんか? 
身体の機能が成人に向けて成熟していくこの時期の食生活は、じつは、いろいろな意味でとても大切なのです。

「今がよければいい」というのは間違い!

将来の健康は日々の食生活が作る お菓子やゼリー、飲み物だけで食事を済ませるという女子中学生や女子高校生がよく見られます。

「食べ物はお腹を満たすためだけのもの」と思ってはいませんか?

この頃の年齢では、何を食べたとしても、よほどのことがなければ「今すぐに困る」ことはありません。 そのため、ついつい食事のことを軽く考えがちです。

生活リズムの乱れが 肥満の引き金に。

思春期の肥満は、肥満度が大きいほど夜更かしが多く、その分だらだらと食べ過ぎる傾向がありました。

pixta_36889949_S.jpg

夜は日中に比べて活動量が少ないため、夜遅くにとった食事はあまり運動エネルギーに使われません。
食事をエネルギーに変える前に寝てしまうことになるため、食事が体内の脂肪として貯蓄されてしまうのです。その積み重ねが肥満へとつながります。 では、夜遅くに食べないようにするためにはどうしたらいいのでしょう。

遅く寝ていた人は 早く寝て、早く起きる

就寝時間が遅くなると、その分だけ起床時間も遅くなります。 その結果、学校に遅れないようにするために、朝ごはんを食べないという事態も生じます。

また、夜遅くまで起きていて、夜食を食べてしまうと、朝起きてもお腹が空かないことから朝ごはんを抜きにしてしまうことも。 この悪循環が肥満のサイクルを加速させてしまうのです。

pixta_20811062_S.jpg

この肥満のサイクルを断ち切るためには、まず早く起きてみること。そうすれば、いつもより早い時間帯で眠くなるはずです。
そして、寝る前には食事をとらないこと。

「早起きをして、朝食をとる」という生活リズムを作りましょう。

まとめ

思春期は心身ともに発育・発達のとき。しっかりとした基盤を作りましょう。

肥満は、典型的な生活習慣病です。 肥満になると心臓に負担がかり、心臓の病気が発生しやすくなります。 同時に高血圧や糖尿病のリスクも大きくなります。
若いうちは、肥満になったからといって今すぐに困ることはあまりありません。 しかし、将来これらの生活習慣病になる率が高くなります。

また、思春期は心身ともに成人するために、様々なホルモンが分泌されるなど、骨や筋肉、内蔵機能などの発育・発達が顕著なときです。その大事な時期に肥満するということは、本来あるべき発育・発達を妨げることにもなるのです。

そうならないように、中学生・高校生のうちから規則正しい生活習慣を身につけて、しっかりとした身体の基盤を作りましょう。

  • この記事を
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •   

この記事が気に入ったらニュータスを
フォローして最新情報をチェック!

この記事に出てくる栄養用語

同じキーワードの記事

注目のキーワード

キーワード一覧

おすすめ記事