アレルギーは、自分の体を守るための「免疫機能」の過剰反応です。 3大アレルゲンの鶏卵・牛乳・小麦に対する留意事項乳幼児の食物アレルギーの約70パーセントは、鶏卵と牛乳と小麦が原因です。
鶏卵は、茶碗蒸し、親子丼、オムレツ、オムライス、かに玉、チャーハンなど、和風・洋風・中国風などいろいろな料理に使われています。 料理だけではなく、多種多様な加工食品にも使われていますので、注意が必要です。 たとえば、マヨネーズ、洋菓子類(クッキー、ケーキ、アイスクリームなど)、水産練り製品(かまぼこ、はんぺんなど)、肉類加工品(ハム、ウィンナーなど)などがあります。
牛乳はもちろんですが、ヨーグルト・チーズ・バターなどの加工品も避けなければいけません。 牛乳・乳製品は、料理よりもむしろパンや洋菓子類などに広く使われていますので、充分な注意が必要です。 コンソメの素や調味料にも乳製品が原料として用いられているものもあります。
小麦は和風・洋風・中国風・エスニックなど、ほとんどの料理に使われています。 しかも、うどん・パン・パスタ・ナンなど「主食」の原料なので、すべてを避けるのがなかなか難しい食材です。 また主食だけではなく、味噌や醤油や酢などの原料としても使用されています。 まとめ確かな情報で行動しましょう。食物アレルギーは、ごく少量が口に入っただけで重大な事態を引き起こすことがあります。乳幼児に少しでも症状が出たら、自己判断はせず、専門医を受診しましょう。 逆にいうと、不安が大きいが故に「不確かな情報」も流布しがちです。不安をあおる情報にいたずらに惑わされることのないように注意が必要です。 専門医の指導の下に、なるべく早く普通の食事を食べられるようになるよう、しっかりとした食事療法を取り入れましょう。 |