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管理栄養士も驚きの栄養素の密度。スーパーフルーツキウイの秘密

管理栄養士も驚きの栄養素の密度。スーパーフルーツキウイの秘密

赤枝 いつみ

監修
赤枝 いつみ
公衆衛生分野での職務経験豊富な管理栄養士
  • 撮影
    江森康之
  • テキスト
    タナカヒロシ
  • 撮影
    江森康之

2017年07月06日[2018年04月11日更新]

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管理栄養士もおどろきの「栄養素充足率」。キウイは主要フルーツでトップクラス!

----キウイは栄養素の密度が高いというお話をされていましたが、主な栄養素にはどんなものが挙げられますか?

小山:グリーンキウイには食物繊維がバナナ約3本分。サンゴールドキウイはビタミンCがレモン8個分以上(果汁換算)も含まれていて、1個で1日分のビタミンCがカバーできます。さらに、塩分のとりすぎや血圧が気になる人に嬉しいカリウムも豊富で、妊婦に必要といわれる葉酸も含まれています。

キウイの栄養価は意外と知られていませんが、じつは100gあたりの栄養素をスコア化した「栄養素充足率」では、主要な果物のなかでもトップクラスに位置するスーパーフルーツなんです。管理栄養士としても驚いたポイントでしたね。

特に葉酸は「造血のビタミン」といわれていて、鉄分の吸収や脳の神経回路の発達に影響するので、妊婦さんや成長期のお子さんに大事な栄養素。基本的にはブロッコリーとか、枝豆とか、緑色の濃い野菜に含まれているものなんです。キウイは果物でありながら、緑黄色野菜の栄養素まで含んでいるんですね。

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ゼスプリ インターナショナルが果物の栄養価を比較するために使用している100gあたりに含まれる主要17栄養素の割合を、果物の種類ごとに比較したもの

----キウイなら、子どもにも食べさせやすそうですね。

栗田:やはり生のままでおいしく栄養がとれることが、果物の魅力かなと思います。

小山:そうですね。ブロッコリーや枝豆は茹でて食べるので、栄養素が水に流れてしまう。栄養素の損失が少ないことは、果物の大きな利点ですね。

----果物は糖分のイメージが強くて敬遠している人もいますが、キウイはどうなのでしょう?

小山:たしかにエネルギーが高い果物もありますが、キウイは1つ50kcal程度と、そんなことありません。果物も野菜も、含まれている栄養素はそれぞれ違うので、ジャンルでひとくくりにせず、健康状態やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切だと思います。

栗田:昨年、ニュージーランドでキウイの栄養と健康効果に関するシンポジウムがあったのですが、そこでも同様の研究結果が発表されていて。食事のなかの炭水化物の一部をキウイと置き換えると、血糖値の上昇がゆるやかになったそうです。

小山:糖尿病の方でも、多少の主食は食べます。キウイに含まれる食物繊維やカリウムは糖尿病の方もとらなければいけない栄養素ですし、糖分という一部分だけを理由に排除してしまうのはもったいない。医師も管理栄養士も、個別の栄養素について、もっと的確に指導をしていかなければいけないと思います。

料理やスムージーにも。キウイは食べ方いろいろ

----小山先生がおすすめするキウイの食べ方を教えてください。

小山:もちろんそのまま食べてもいいですが、おろし器で粗めにすって、市販のイタリアンドレッシングに混ぜるととてもおいしいです。油との相性もいいですよ。

野菜はもちろん、チーズにかけてもいいですね。お刺身や生ハムとも、相性がいいんです。カマンベールチーズを生ハムで巻いたものや、カルパッチョのソースにしたり、ちらし寿司に入れたりしてもおいしいですよ。色もきれいなので、見た目も華やぎます。

果物と野菜は、同系色のものを合わせると味の相性がいいんですよ。たとえばスムージーをつくるとき、野菜がほうれん草や小松菜などの緑色系ならグリーンキウイを、かぼちゃやにんじんなどオレンジ系ならサンゴールドキウイを合わせるといいですね。きゅうりとキウイをあえただけで、すごくおいしいサラダもできます。

----いろいろな使い方があるんですね!

小山:手軽に食べられるし、お料理にも使える。食材としても魅力的ですね。

栗田:特にグリーンキウイは、食材として取り入れることにより、たんぱく質を分解する酵素の働きで消化をサポートしてくれるんですよ。

----ゼスプリのホームページでは、「手もみキウイスムージー」を紹介されていますね。

栗田:熱中症対策におすすめのスムージーです。熱中症にはカリウム、カルシウム、マグネシウム、塩(ナトリウム)、糖をとるとよいといわれていますが、塩以外は全部キウイに含まれているので、塩と水を加えてもむだけでつくれるんです。

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管理栄養士足立香代子先生監修の「手もみキウイスムージー」レシピ。

小山:スポーツで汗をかいた後におすすめですね。

----果物は朝ごはんに添えたり、デザートとして食べたりするイメージが強いですが、キウイにはいろんな食べ方があるんですね。

小山:私はキウイが大好きなので、朝も食べたいし、小腹がすいたときも食べたいし、脂っぽい食事のあとにも食べたくなる。低カロリーなので、夕食後にまる1個食べても安心。とにかく食べるシーンがたくさんあるので、パックで買って、家に常備していますね。

栗田:妊婦さんや成長期のお子さんなど、さまざまなライフステージにおいて役立つ栄養素を含んでいることは、キウイの大きな魅力だと思います。妊婦さんには葉酸、育ち盛りのお子さんにはビタミンCで健康をサポート、腸内環境が気になる方には食物繊維、高齢の方は少量でたくさんの栄養素がとれる......たくさんありすぎて挙げきれないほどです。

ニュージーランド産のキウイの生産、流通を統括しているゼスプリでは、安全でおいしいキウイをご提供するため、栽培、収穫、トレーサビリティーなどさまざまな項目で独自の厳しい基準を設けています。そのなかでもさらに、日本向けに輸出されているのは、糖度や形の検査をクリアしたほんの一部の選ばれたキウイだけなんですよ。

キウイの栄養価値をもっと広め、高品質でおいしいキウイをご提供することで健康な生活をサポートさせていただくのがゼスプリのミッション。それぞれのターゲットに向けて、魅力を発信していきたいですね。

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インフォメーション

ゼスプリ・グリーンキウイ、サンゴールドキウイ
https://www.zespri-jp.com/

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